大山町上萬 壹宮神社の双体道祖神
西伯郡大山町上萬(じょうまん)のサイノカミさんは双体道祖神が8基。
壹宮神社の鳥居向かって左にあります。
令和7年の時点で草鞋のお供えがある現役のサイノカミさんです。
ちなみに行事は旧暦でやっておられます。
また、神社の奥のほうにすくね塚
と書かれた石柱、および男根型の石柱があり、道祖神との関連が伺われます。
- 地域
- 西伯郡大山町
- 目印
- 壹宮神社
- 対象
- 双体道祖神 × 8基
- 陽石(?) × ?基
- 参考
- 鳥取縣神社廰 壹宮神社
- 旧12月15日頃に氏子中の人が境内の一角にあるサイノカミに一対のワラ馬を奉納し、無病息災家内安全を祈る
- 本殿裏の
すくね塚は孝霊山の神々を祀る聖地であったといわれている
令和7年2月(旧暦12月)のわら細工
神社庁の説明にもあるとおり、こちらでの行事は旧暦でやっておられるようです。
2月を跨いで訪問してみたところ、わらじ(片足)等わら細工が新調されていました。
妻木村の文字が入った慶應2年の双体道祖神(手前)
超大型の自然石。
円形の彫り込みに浮き彫り線刻の双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏を身に着け佩刀しています。
左の女神は宝珠を所持しているように見えますがちょっと自信がありません。
右のほうに慶應二寅
左のほうには妻木村
の文字があります。
- 造立
- 慶應二寅
- 類型
- 墓下タイプ
浮き彫り線刻の双体道祖神(手前から2番目)
中型の自然石。
円形の彫り込みに浮き彫り線刻の双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏。
女神の所持品はわかりません。
文字は無さそうです。
- 類型
- 墓下タイプ
社殿の形をした浮き彫りがある双体道祖神(手前から3番目)
中型の自然石。
社殿の形をした浮き彫りの中に双体神立像が浮き彫りされています。
向かって右の男神は冠に笏。
左の女神は扇を所持しています。
文字は無さそうです。
- 類型
- 淀江タイプ(推定)
女神が宝珠を持っている双体道祖神(手前から4番目)
中型の自然石。
双体神立像が直に線刻されています。
向かって右の男神は冠に笏。
左の女神は宝珠を所持しています。
文字は無さそうです。
- 類型
- 墓下タイプ
半丸彫りで摩耗が激しい双体道祖神(手前から5番目)
小型。
かまぼこの形をした加工石。
双体神が半丸彫りされていますが、摩耗の度合いが大きく詳細不明。
神楽鈴を持っているように見える双体道祖神(手前から6番目)
中型の自然石。
おにぎりのような形をしています。
駒形の彫り込みに浮き彫りの双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏。
女神の所持品はいちおう不明ですが、神楽鈴に見えないでもありません。
文字は無さそうです。
- 類型
- 冠タイプ
丸彫りの双体道祖神(手前から7番目)
丸彫りの双体神立像。
小型です。
向かって右の男神は烏帽子に笏。
左の女神は神楽鈴を所持しています。
社殿が線刻されている双体道祖神(手前から8番目)
大型の自然石。
円形の彫り込みに線刻の社殿と双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏。
左の女神は宝珠を所持しています。
文字は無さそうです。
- 類型
- 淀江タイプ
すくね塚と男根型の石柱
拝殿向かって11時の方向に石柱がお祀りされています。
冒頭でも書きましたが、屹立している方はすくね塚
と書かれており神社庁および大山町教育委員会によるお墨付きもあります。
※まだ納得はしていない
100歩譲ってこれが経筒の形であるとしても、小石が供えてあったり先端の膨らみなどいろいろと含みがあるように思えてなりません。
しかし、隣に横たわっている石柱は誰が何と言おうと明らかに男根です。
本殿裏には、すくね塚と呼ばれる経塚があり、経筒・和鏡が出土し、社宝として大切に保存されています。