鳥取県西部のサイノカミ(塞ノ神)を訪ねて
鳥取県西部の石造物
鳥取県西部には、西日本に限って言えば意味がわからないほどに突出して多くの双体道祖神があります。
このシリーズは、石造の道祖神に限らず祠や才ノ木、はたまた立石から自然石まで、いわゆるサイノカミと呼ばれ、民間信仰の対象として行事が行われていた(と考えられる)依り代を巡り、記録に残すことを目的としています。
参考資料として、
- 塞神考/森納(1991)
- 石に刻まれた祈り2/山陰歴史館(2018)
- 淀江みちくさ手帖/白鳳の里(2014)
- その他各自治体史など
などを使わせていただき、稀に地元の方からの聞き取りや偶然による発見も含まれる詳細を、個々のページにて解説 ⇨ こちらのページで行う考察にフィードバックする流れとなります。
それでははじめようか、ぽんきちくん!
ひとりでやってください。
サイノカミとは何ぞや
まずサイノカミについてざっくりと触れておきます。
サイノカミ(塞ノ神)とは、日本の民間信仰において村境、道の分岐、峠、集落の入口などに祀られる神格、信仰対象の総称です。
地域によって呼び名や役割の差が大きく、具体的な一柱の神様というよりは役割名に近い存在、機能・概念神といえます。
道の神、旅の安全、村の境界守護を司る道祖神ともほぼ同一視されますが、完全に同じというわけでもありません。
鳥取県西部で見られる特色
ところが鳥取県西部(日野郡除く)では、少なくとも現在、上に書いたような境界神的な性格がほとんど無く、子供の安全、健康、結婚の世話が主なご利益とされています。
特に結婚の世話が大きなウェイトを占めるようで、性神、淫祠の側面があちこちで見られます。
今では稀になりましたが、お供え物としては、わら馬、わらつと、わらじ、足半、おだんごがあります。
このなかで、微妙な差異はあるものの概ねわら馬は未婚の男性が、わらつと、わらじ、足半は未婚の女性がそれぞれお供えするもので、これらがいつ頃から始まって、なにを意味しているのかは諸説ありすぎてわけがわかりません。
少なくとも私は男性器、女性器をかたどったわら細工をお供えしていた名残ではないかと思っています。
大山町の所子など有名どころの馬には男性器が付いていますし、そもそも農村で精力を連想させる身近な動物として馬が選ばれたであろうことは想像に難くありませんから。
ごく稀に男性器そのものの細工もあります。
お祭りは12月14日の夜から翌15日早朝にかけてです。
上記お供えを持ってなるべく早い時間にサイノカミさんにお参りするのがガチンコのやつで、だんごを神体に塗り付けたり、わら馬の尻を(焼く/焼かない)、近くの木にわら馬を(吊るす/高いところへ投げ上げる/持ち帰って遊ぶ)、だんごは(半分焼いて食べる/持ち帰って雑煮に入れる)といった感じで内容はまちまち。
そもそも、ここまでやっているところはもう無いのではないでしょうか。
最後のほうでお供えの(有/無)については可能な限りまとめていますので、よかったらご覧ください。
また、情報提供心よりお待ちしております。
サイノカミさんの地域別一覧
ここから各集落の記事へ飛んでいただいて、戻ってきてはまた飛ぶという使い方を想定しています。
各ページで解説する依り代のサイズについては…
- 超大型
- 重機が必要なレベル。いったいどうやって動かしたんだろう…
- 大型
- 櫓を組むなどそれなりの準備をすれば、地面から浮かせる事ぐらいはできそう
- 中型
- 若い衆が2、3人で囲めば、地面から浮かせる事ぐらいはできそう
- 小型
- 若い衆が1人で持ち上げることができそう
このような基準で注記を行っています。
各家に持ち回りする事が主機能であったり、逆に半ば文化になっていた感すらあるサイノカミ盗みへの対策としての巨大化など、持ち運びの(簡単/難しい)が重要だと考えたからです。
ちなみにサイノカミ盗みなんて、昔ならともかく今は普通に犯罪ですし、バチも当たるかもしれません。
盗難ダメ絶対!
それではどうぞ。
米子市 日野川より西側
-
福市四区 薬師堂近くの双体道祖神
- 場所
- 福市四区
- 目印
- 薬師堂横
- 対象
- 双体道祖神
- 自然石
行事が復活 -
口陰田 日御碕神社の椿
- 場所
- 陰田 口陰田
- 目印
- 日御碕神社
- 対象
- 椿
お供えの記録あり -
上安曇堂横の双体道祖神
- 場所
- 上安曇
- 目印
- 辻堂横
- 対象
- 双体道祖神×3基
増えた!? -
宗像土手の双体道祖神
- 場所
- 宗像
- 目印
- 宗像土手
- 対象
- 双体道祖神
防災遺構 -
青木 木野山神社の双体道祖神
- 場所
- 青木
- 目印
- 木野山神社
- 対象
- 双体道祖神
-
別所 稲荷神社の幸神
- 場所
- 別所
- 目印
- 稲荷神社
- 対象
- 幸神
お供えの記録あり -
大袋 バス停近くの双体道祖神
- 場所
- 大袋
- 目印
- バス停
- 対象
- 双体道祖神
男神左女神右 -
皆生 八代荒神社の自然石
- 場所
- 皆生
- 目印
- 皆生八代荒神社
- 対象
- 自然石
くちなわさんの行事がみどころ -
皆生 新田神社の自然石
- 場所
- 皆生
- 目印
- 新田神社
- 対象
- 自然石
-
兼久 高良神社の双体道祖神
- 場所
- 兼久
- 目印
- 高良神社
- 対象
- 双体道祖神
下り宮 -
上福原神社の妻神
- 場所
- 上福原
- 目印
- 上福原神社
- 対象
- 妻神
-
久米 飯山登り口の石祠
- 場所
- 久米
- 目印
- 飯山登り口
- 対象
- 石祠
-
諏訪 諏訪神社の自然石
- 場所
- 諏訪
- 目印
- 諏訪神社
- 対象
- 自然石
-
新山 砥石池の双体道祖神
- 場所
- 新山
- 目印
- 砥石池
- 対象
- 双体道祖神
お気に入り! -
西福原神社の自然石
- 場所
- 西福原
- 目印
- 西福原神社
- 対象
- 自然石
お気に入り! -
橋本 阿陀萱神社の幸神
- 場所
- 橋本
- 目印
- 阿陀萱神社
- 対象
- 幸神
-
福市六区 集会所前の双体道祖神
- 場所
- 福市六区
- 目印
- 集会所前
- 対象
- 双体道祖神
-
宗像 宗形神社近くの双体道祖神
- 場所
- 宗像
- 目印
- 宗形神社近く
- 対象
- 双体道祖神
-
米原 米原神社の双体道祖神
- 場所
- 米原
- 目印
- 米原神社
- 対象
- 双体道祖神
米子レイラインの考察 -
両三柳 博愛病院横バス停横の石祠
- 場所
- 両三柳
- 目印
- 博愛病院横バス停
- 対象
- 石祠
-
青木神社の椨(タブ)の木
- 場所
- 青木
- 目印
- 青木神社
- 対象
- 椨(タブ)の木
-
榎原 實久神社の石祠
- 場所
- 榎原
- 目印
- 實久神社
- 対象
- 石祠
-
目久美 目組神社の足尾さん
- 場所
- 目久美
- 目印
- 目組神社
- 対象
- 足尾さん
-
八幡 巨勢神社の双体道祖神
- 場所
- 八幡
- 目印
- 巨勢神社
- 対象
- 双体道祖神
-
下安曇 阿弥陀堂の幸神
- 場所
- 下安曇
- 目印
- 阿弥陀堂裏
- 対象
- 幸神
-
奥陰田 犬田神社の幸神
- 場所
- 陰田 奥陰田
- 目印
- 犬田神社
- 対象
- 幸神
-
大谷 廣田神社のウラジロガシ
- 場所
- 陰田 大谷
- 目印
- 廣田神社
- 対象
- 裏白樫
-
榎原 茶屋の木野山神社
- 場所
- 榎原 茶屋
- 目印
- 木野山神社
- 対象
- 柳の木
-
旗ヶ崎 内浜街道の天狗松
- 場所
- 旗ヶ崎
- 目印
- 内浜街道
- 対象
- 天狗松
-
大水落 村境の大松
- 場所
- 大水落
- 目印
- 夜見と河崎の村境
- 対象
- 大松
-
久米 米子城の双体道祖神
- 場所
- 久米
- 目印
- 米子城
- 対象
- 双体道祖神
米子市 日野川より東側
-
赤井手 北野神社の石祠
- 場所
- 赤井手
- 目印
- 北野神社
- 対象
- 石祠
-
泉 上泉神社の双体道祖神
- 場所
- 泉
- 目印
- 上泉神社
- 対象
- 双体道祖神
-
泉 下泉神社の双体道祖神
- 場所
- 泉
- 目印
- 下泉神社
- 対象
- 双体道祖神
-
今在家 稲荷神社のコガの木
- 場所
- 今在家
- 目印
- 稲荷神社
- 対象
- 古賀(コガ)の木
-
浦津 浦木神社の大松
- 場所
- 浦津 旧浦木村
- 目印
- 浦木神社
- 対象
- 大松
-
浦津 津末神社の自然石
- 場所
- 浦津 旧津末村
- 目印
- 津末神社
- 対象
- 自然石
-
岡成 岡成神社の双体道祖神
- 場所
- 岡成
- 目印
- 岡成神社
- 対象
- 双体道祖神
-
尾高 石田神社の双体道祖神
- 場所
- 尾高 石田
- 目印
- 石田神社
- 対象
- 双体道祖神
唐王さんもあるよ -
尾高 上市の双体道祖神
- 場所
- 尾高 上市
- 目印
- 黒住教さん横
- 対象
- 双体道祖神×3基
山陰最古の依り代 -
尾高 前市の双体道祖神
- 場所
- 尾高 前市
- 目印
- 公園裏の神社
- 対象
- 双体道祖神×2基
-
蚊屋 高畑神社の双体道祖神
- 場所
- 蚊屋
- 目印
- 高畑神社
- 対象
- 双体道祖神
ユルい! -
蚊屋 中島神社の双体道祖神とタブノキ
- 場所
- 蚊屋
- 目印
- 中島神社
- 対象
- 双体道祖神
- タブノキ
-
河岡 御崎神社の双体道祖神
- 場所
- 河岡
- 目印
- 御崎神社
- 対象
- 双体道祖神
- 自然石
-
日下神社の双体道祖神
- 場所
- 日下
- 目印
- 日下神社
- 対象
- 双体道祖神
- 自然石
-
熊党 高砂神社の立石
- 場所
- 熊党
- 目印
- 高砂神社
- 対象
- 無地の立石
-
古豊千 新宮神社の双体道祖神
- 場所
- 古豊千 豊田村
- 目印
- 新宮神社
- 対象
- 双体道祖神×3基
-
古豊千 東千太神社の双体道祖神
- 場所
- 古豊千
- 目印
- 東千太神社
- 対象
- 双体道祖神
-
下郷 下郷神社の双体道祖神
- 場所
- 下郷
- 目印
- 下郷神社
- 対象
- 双体道祖神
- 神殿が線刻された立石
ユルい! -
新印 一部堂横三叉路の幸神
- 場所
- 新印 一部
- 目印
- 辻堂横
- 対象
- 立石幸神
- 立石(無地)
いけずな立地 -
上新印 圓福寺の立石
- 場所
- 新印 上新印
- 目印
- 圓福寺
- 対象
- 無地の立石
-
上新印 多賀神社の石祠
- 場所
- 新印 上新印
- 目印
- 多賀神社
- 対象
- 石祠
-
下新印 新印神社の石祠
- 場所
- 新印 下新印
- 目印
- 新印神社
- 対象
- 石祠
-
石州府 中原神社の双体道祖神
- 場所
- 石州府
- 目印
- 中原神社
- 対象
- 双体道祖神
唐王さんもあるよ -
高島 島田神社の双体道祖神
- 場所
- 高島
- 目印
- 島田神社
- 対象
- 双体道祖神
-
二本木 大畑神社の双体道祖神
- 場所
- 二本木
- 目印
- 大畑神社
- 対象
- 双体道祖神
-
二本木 箕薬師堂横の双体石造物
- 場所
- 二本木
- 目印
- 箕薬師堂横
- 対象
- 双体石造物
-
東八幡 八幡神社の榎(エノキ)の木
- 場所
- 東八幡
- 目印
- 八幡神社
- 対象
- 榎(エノキ)の木
-
上福万 水神横の双体道祖神
- 場所
- 上福万
- 目印
- 水神横
- 対象
- 双体道祖神
圧巻の積み石 -
中福万 下河原神社の自然石
- 場所
- 中福万
- 目印
- 下河原神社
- 対象
- 自然石
-
水浜公民館横の双体石造物
- 場所
- 水浜
- 目印
- 水浜公民館
- 対象
- 双体石造物
-
吉岡 観音堂近くの双体道祖神と幸神
- 場所
- 吉岡
- 目印
- 観音堂近く
- 対象
- 双体道祖神
- 幸神
米子市 淀江町
-
稲吉 上津守神社横の双体道祖神
- 場所
- 稲吉
- 目印
- 上津守神社横
- 対象
- 双体道祖神
-
稲吉 道端の双体道祖神
- 場所
- 稲吉
- 目印
- 道端
- 対象
- 双体道祖神×2基
-
稲吉「湯口の泉」の双体道祖神
- 場所
- 稲吉
- 目印
- 湯口の泉
- 対象
- 双体道祖神×4基
知る人ぞ知る名水 -
今津 荒神社の双体道祖神
- 場所
- 今津
- 目印
- 荒神社
- 対象
- 双体道祖神×2基
メイちゃん農場隣 -
亀甲 亀甲神社の石造物群
- 場所
- 亀甲
- 目印
- 亀甲神社
- 対象
- 石造物群
山陰最大規模 -
北尾 阿弥陀堂の双体道祖神
- 場所
- 北尾
- 目印
- 北尾阿弥陀堂
- 対象
- 双体道祖神
-
小波上 三輪神社の石造物群
- 場所
- 小波上
- 目印
- 三輪神社
- 対象
- 石造物群
謎の女陰石 -
小波浜 小波浜公民館の双体道祖神
- 場所
- 小波浜
- 目印
- 小波浜公民館
- 対象
- 双体道祖神×3基
-
佐陀神社の二柱神
- 場所
- 佐陀
- 目印
- 佐陀神社
- 対象
- 二柱神
-
高井谷「天の真名井」の双体道祖神
- 場所
- 高井谷
- 目印
- 天の真名井
- 対象
- 双体道祖神×2基※文献では3基
名水百選 -
富繁公民館の双体道祖神
- 場所
- 富繁
- 目印
- 富繁公民館
- 対象
- 双体道祖神
-
中西尾公民館の双体道祖神
- 場所
- 中西尾
- 目印
- 中西尾公民館
- 対象
- 双体道祖神
-
中西尾 路地脇の双体道祖神
- 場所
- 中西尾
- 目印
- 路地脇法面
- 対象
- 双体道祖神
-
中間公民館の双体道祖神
- 場所
- 中間
- 目印
- 中間公民館
- 対象
- 双体道祖神
- 無地の立石
-
西尾原荒神社の双体道祖神
- 場所
- 西尾原
- 目印
- 西尾原荒神社
- 対象
- 双体道祖神×6基
お供えの記録あり -
福井「石垣の中」の双体道祖神
- 場所
- 福井
- 目印
- 丁字路の石垣
- 対象
- 双体道祖神
難攻不落の盗難対策 -
福岡 天神垣神社の双体道祖神
- 場所
- 福岡
- 目印
- 天神垣神社
- 対象
- 双体道祖神
石馬が有名 -
福岡「上淀白鳳の丘」の双体道祖神
- 場所
- 福岡
- 目印
- 上淀白鳳の丘
- 対象
- 双体道祖神
-
福平荒神社の双体道祖神
- 場所
- 福平
- 目印
- 福平荒神社
- 対象
- 双体道祖神×4基
-
本宮神社の双体道祖神
- 場所
- 本宮
- 目印
- 本宮神社
- 対象
- 双体道祖神
- 自然石
-
淀江第一区公民館の双体道祖神
- 場所
- 淀江一区
- 目印
- 第一区公民館
- 対象
- 双体道祖神
-
淀江二区 吉祥院の双体道祖神
- 場所
- 淀江二区
- 目印
- 吉祥院
- 対象
- 双体道祖神
-
淀江二区公民館の双体道祖神
- 場所
- 淀江二区
- 目印
- 淀江二区公民館
- 対象
- 双体道祖神×4基
-
淀江二区 個人宅の双体道祖神
- 場所
- 淀江二区
- 目印
- 個人宅
- 対象
- 双体道祖神
-
淀江三区 民家の間の男根型石柱
- 場所
- 淀江三区
- 目印
- 民家の間
- 対象
- 男根型石柱
-
淀江四区公民館の双体道祖神
- 場所
- 淀江四区
- 目印
- 公民館
- 対象
- 双体道祖神
-
淀江五区 五ノ二公民館の双体道祖神
- 場所
- 淀江五区
- 目印
- 五ノ二公民館
- 対象
- 双体道祖神
-
淀江六区 稲荷神社の双体道祖神
- 場所
- 淀江六区
- 目印
- 稲荷神社
- 対象
- 双体道祖神×2基
-
淀江六区 個人宅の双体道祖神
- 場所
- 淀江六区
- 目印
- 個人宅
- 対象
- 双体道祖神
-
淀江七区 公民館前の双体道祖神
- 場所
- 淀江七区
- 目印
- 公民館前
- 対象
- 双体道祖神
-
淀江八区 やっかい坂の双体道祖神
- 場所
- 淀江八区
- 目印
- やっかい坂
- 対象
- 双体道祖神
馬頭観音もあるよ -
西原九区 公民館前の双体道祖神
- 場所
- 西原九区
- 目印
- 公民館
- 対象
- 双体道祖神
- 調査進度
お気に入り! -
西原九区 個人宅の双体道祖神と男根型石柱
- 場所
- 西原九区
- 目印
- 個人宅
- 対象
- 双体道祖神
- 男根型石柱
-
西原九区 墓下の双体道祖神
- 場所
- 西原九区
- 目印
- 墓下路地脇
- 対象
- 双体道祖神
-
西原九区 橋のたもとの双体道祖神
- 場所
- 西原九区
- 目印
- 橋のたもと
- 対象
- 双体道祖神
-
西原十区公民館裏の双体道祖神
- 場所
- 西原十区
- 目印
- 公民館裏
- 対象
- 双体道祖神
- 自然石
-
西原十区 個人宅の双体道祖神
- 場所
- 西原十区
- 目印
- 個人宅
- 対象
- 双体道祖神
-
西原十一区 浜公民館の双体道祖神
- 場所
- 西原十一区
- 目印
- 浜公民館
- 対象
- 双体道祖神
日吉津村
-
海川荒神社の双体道祖神
- 場所
- 海川
- 目印
- 海川荒神社
- 対象
- 双体道祖神
-
富吉荒神社の双体道祖神
- 場所
- 富吉
- 目印
- 富吉荒神社
- 対象
- 双体道祖神
西伯郡大山町
-
種原 観音堂広場の双体道祖神
- 場所
- 種原
- 目印
- 観音堂広場
- 対象
- 双体道祖神×1基
お供えの記録あり -
豊房 原の双体道祖神
- 場所
- 豊房 原
- 目印
- 道端
- 対象
- 双体道祖神×4基
お供えの記録あり -
豊房 畑の双体道祖神
- 場所
- 豊房 畑
- 目印
- 道端
- 対象
- 双体道祖神×3基
-
豊房 蔵岡の双体道祖神
- 場所
- 豊房 蔵岡
- 目印
- 路地脇
- 対象
- 双体道祖神×2基
お供えの記録あり -
豊房 別所「日間神社」の双体道祖神
- 場所
- 豊房 別所
- 目印
- 日間神社
- 対象
- 双体道祖神
-
今在家公民館の双体道祖神
- 場所
- 今在家
- 目印
- 公民館
- 対象
- 双体道祖神
-
佐摩の双体道祖神
- 場所
- 佐摩
- 目印
- 墓地
- 対象
- 双体道祖神×2基
-
平田 津守神社の双体道祖神
- 場所
- 平田
- 目印
- 津守神社
- 対象
- 双体道祖神×6基
-
末吉 多目的広場の双体道祖神
- 場所
- 末吉
- 目印
- 多目的広場
- 対象
- 双体道祖神×10基
-
末長 大山口公民館の双体道祖神
- 場所
- 末長
- 目印
- 大山口公民館
- 対象
- 双体道祖神
-
末長 末長神社の双体道祖神
- 場所
- 末長
- 目印
- 末長神社
- 対象
- 双体道祖神×2基
- 他
-
唐王 三叉路の双体道祖神
- 場所
- 唐王
- 目印
- 三叉路
- 対象
- 双体道祖神
唐王さん信仰の本場! -
所子の双体道祖神
- 場所
- 所子
- 目印
- 道端
- 対象
- 双体道祖神×3基
お供えの記録あり -
福尾公民館の双体道祖神
- 場所
- 福尾
- 目印
- 公民館
- 対象
- 双体道祖神×3基
-
安原 北野神社の双体道祖神
- 場所
- 安原
- 目印
- 北野神社
- 対象
- 双体道祖神×5基
-
国信 國信神社裏の双体道祖神
- 場所
- 国信
- 目印
- 國信神社裏
- 対象
- 双体道祖神×5基
お供えの記録あり -
上萬 壹宮神社の双体道祖神と男根型石柱
- 場所
- 上萬
- 目印
- 壹宮神社
- 対象
- 双体道祖神×8基
- 陽石
お供えの記録あり -
中高の双体道祖神
- 場所
- 中高
- 目印
- 空き地
- 対象
- 双体道祖神
-
平木の双体道祖神
- 場所
- 平木
- 目印
- 道端
- 対象
- 双体道祖神×2基
- 他
-
野田の双体道祖神
- 場所
- 野田
- 目印
- 道端
- 対象
- 双体道祖神×2基
- 他
お供えの記録あり -
神原の双体道祖神
- 場所
- 神原
- 目印
- 公民館
- 対象
- 双体道祖神
-
上中高の双体道祖神
- 場所
- 上中高
- 目印
- 多目的集会所横
- 対象
- 双体道祖神×3基
- 他
-
荘田の双体道祖神
- 場所
- 荘田
- 目印
- 三叉路の地蔵堂横
- 対象
- 双体道祖神
-
長田の双体道祖神
- 場所
- 長田
- 目印
- 公民館前
- 対象
- 双体道祖神×3基
-
富岡の双体道祖神
- 場所
- 富岡
- 目印
- 多目的研修施設
- 対象
- 双体道祖神×3基
こんなの見たことない! -
稲光 萬福寺(万福寺)前の双体道祖神
- 場所
- 稲光
- 目印
- 萬福寺(万福寺)
- 対象
- 双体道祖神×7基
- 他
種類が豊富 -
上野の双体道祖神
- 場所
- 上野
- 目印
- 空き地
- 対象
- 双体道祖神×2基
- 他
お供えの写真あり -
鈑戸の双体道祖神
- 場所
- 鈑戸
- 目印
- 多目的集会所
- 鈑戸遊園地跡
- 対象
- 双体道祖神×2基
西伯郡大山町(旧 名和町)
-
西坪神社の双体道祖神
- 場所
- 西坪
- 目印
- 西坪神社
- 対象
- 双体道祖神×4基
- 不明の石造物×1基
男根疑惑の推定狛犬 -
上坪 にごり池畔の双体道祖神
- 場所
- 上坪
- 目印
- にごり池
- 対象
- 双体道祖神×1基
-
下坪 山道の途中にある双体道祖神
- 場所
- 下坪
- 目印
- 山道
- 対象
- 双体道祖神×2基
-
古御堂 前田神社の双体道祖神
- 場所
- 古御堂
- 目印
- 前田神社
- 対象
- 双体道祖神
-
押平 中村の双体道祖神
- 場所
- 押平 中村
- 目印
- 五叉路の氏神さん前
- 対象
- 双体道祖神×3基
-
押平 原の双体道祖神
- 場所
- 押平 原
- 目印
- 氏神さん前
- 対象
- 双体道祖神×2基
-
大塚「塚の宮」の双体道祖神
- 場所
- 大塚
- 目印
- 塚の宮
- 対象
- 双体道祖神×2基
-
御来屋 住吉神社の双体道祖神
- 場所
- 御来屋
- 目印
- 住吉神社
- 対象
- 双体道祖神×2基
- 調査進度
-
富長神社の双体道祖神
- 場所
- 富長
- 目印
- 富長神社
- 対象
- 双体道祖神
- 調査進度
お供えの写真あり -
大雀の双体道祖神
- 場所
- 大塚 大雀
- 目印
- 9号線沿い
- 対象
- 双体道祖神×2基
- 碑
-
古御堂 代代屋敷の双体道祖神
- 場所
- 古御堂
- 目印
- 代代屋敷
- 対象
- 双体道祖神
西伯郡伯耆町(旧岸本町)
-
福原上 氏神跡の双体道祖神
- 場所
- 福原上
- 目印
- 氏神跡
- 対象
- 双体道祖神×1基
-
福原上 氏神跡の双体道祖神
- 場所
- 福原上
- 目印
- 氏神跡
- 対象
- 双体道祖神×1基
-
上細見 赤岩神社の双体道祖神
- 場所
- 上細見
- 目印
- 赤岩神社
- 対象
- 双体道祖神×3基
圧巻の磐座「大赤岩」 -
口別所 上河原神社の双体道祖神
- 場所
- 口別所
- 目印
- 上河原神社
- 対象
- 双体道祖神
- 末社
- 他
-
久古下の双体道祖神
- 場所
- 久古下
- 目印
- なし
- 対象
- 双体道祖神
わらつとのお供えあり -
遠藤 中川神社の双体道祖神
- 場所
- 遠藤
- 目印
- 中川神社
- 対象
- 双体道祖神
-
殿河内 岡崎熱田神社の双体道祖神
- 場所
- 大殿(殿河内)
- 目印
- 岡崎熱田神社
- 対象
- 双体道祖神
-
岩屋谷 日御碕神社の双体道祖神
- 場所
- 岩屋谷
- 目印
- 日御碕神社
- 対象
- 双体道祖神
-
押口 押口神社の双体道祖神
- 場所
- 押口
- 目印
- 押口神社
- 対象
- 双体道祖神
-
岸本 岸本神社の双体道祖神
- 場所
- 岸本
- 目印
- 岸本神社
- 対象
- 双体道祖神
-
吉長 日御碕神社の双体道祖神
- 場所
- 吉長
- 目印
- 日御碕神社
- 対象
- 双体道祖神
西伯郡伯耆町(旧溝口町)
-
二部 第三区集会所の双体道祖神
- 場所
- 二部
- 目印
- 二部第三区集会所
- 対象
- 双体道祖神
-
宮原 金毘羅燈籠隣の双体道祖神
- 場所
- 宮原
- 目印
- 金毘羅燈籠
- 対象
- 双体道祖神
-
白水 日御碕神社の双体道祖神
- 場所
- 白水
- 目印
- 日御碕神社
- 対象
- 双体道祖神
-
三部 三部神社の双体道祖神
- 場所
- 三部
- 目印
- 三部神社
- 対象
- 双体道祖神
-
壮 庄神社の双体道祖神
- 場所
- 壮
- 目印
- 庄神社
- 対象
- 双体道祖神
西伯郡南部町(旧西伯町)
-
境 宇賀神社の立石「幸ノ神」
- 場所
- 境
- 目印
- 宇賀神社
- 対象
- 立石「幸ノ神」
西伯郡南部町(旧会見町)
-
三崎 日御崎神社の双体道祖神
- 場所
- 三崎
- 目印
- 日御崎神社
- 対象
- 双体道祖神 × 1基
-
井上の立石
- 場所
- 井上
- 目印
- なし
- 対象
- 立石 × 1基
お供えの写真あり -
金田 山平神社の立石「幸神」
- 場所
- 金田
- 目印
- 山平神社
- 対象
- 立石「幸神」× 1基
-
市山 山根神社の立石
- 場所
- 市山
- 目印
- 山根神社
- 対象
- 立石 × 1基
お供えの写真あり -
池野 鶴田神社の双体道祖神
- 場所
- 池野
- 目印
- 鶴田神社
- 対象
- 双体道祖神 × 2基
- 立石 × 1基
お供えの写真あり
類似の図案を集めてみよう!
ある程度データが集まってきて、そして何度も記事を書き直すため写真とにらめっこをしていると面白いもので、似たような図案というのが見えてきます。
あからさまなものからデフォルメしてあって気づきにくいものまで様々です。
サイノカミの起源を知ろうとするうえで、双体道祖神やサイノキの分布も大きな手がかりではありますが、この図案での切り口も興味深いもので、思ったとおりその分布に偏りが見えてきます。
地図というか散布図を提示するのは活動がもっと進んでからにしようとは思うものの、取り敢えずそのソックリ具合を見て楽しむのも一興ですので以下列挙いたします。
分類名については特に典拠があるわけではなく思いつきで決めています。
これといった特徴をあげづらいものについては多く見られる地域や代表的な依り代のある地区の名前をとってみたりもしています。
ですので今後コロコロ名前が変わるかもしれません。
あしからず。
それではどうぞ。
烏帽子タイプ
安永五年申、県内で確認されている最も古い道祖神が含まれるグループです。
- 男神の頭に三角形の何かが乗っている
- 正面向きの立像
- 三頭身程度とデフォルメが強い
またバリエーションとして、
- 女神の髪型はおかっぱが古く、男神と同じ三角、またそれらの中間も見られる
- 女神の所持品は扇が多く次に神楽鈴が多い
- ラケットのようなものを所持しているケースもあるが、神楽鈴のディテールを廃したものではないかと思われる(しゃもじかと思った)
以上のような特徴があります。
-
西伯郡 南部町(旧会見町)
池野
鶴田神社 -
西伯郡 伯耆町
上細見
赤岩神社 -
西伯郡 大山町
原
道端 -
西伯郡 大山町
畑
道端 -
西伯郡 大山町
畑
道端 -
西伯郡 大山町
豊房 蔵岡
路地脇 -
米子市
尾高 上市
黒住教さん横 木野山神社
安永五年 -
米子市
尾高 上市
黒住教さん横 木野山神社 -
米子市 淀江町
西原九区
公民館 -
米子市 淀江町
小波上
三輪神社 -
米子市 淀江町
淀江二区
公民館 -
米子市 淀江町
小波浜
小波浜公民館 -
米子市 淀江町
亀甲
亀甲神社 -
米子市 淀江町
亀甲
亀甲神社 -
米子市 淀江町
西尾原
西尾原荒神社 -
米子市 淀江町
今津
今津荒神社 -
米子市 淀江町
稲吉
湯口の泉 -
米子市 淀江町
淀江六区
稲荷神社 -
米子市 淀江町
淀江四区
公民館前 -
西伯郡 大山町
末吉
多目的広場 -
西伯郡 大山町
末吉
多目的広場 -
西伯郡 大山町
末吉
多目的広場 -
西伯郡 大山町
平田
津守神社 -
西伯郡 大山町
国信
国信神社裏 -
西伯郡 大山町
稲光
萬福寺(万福寺)
烏帽子(丸彫り)タイプ
丸彫りであるという以外の特徴を列挙すると、不思議なことに上記の烏帽子タイプと一致するグループです。
立体的に見ると、烏帽子と言うよりは「うっかり八兵衛」で有名な置き手ぬぐいの形状に近いことが分かります。
そして手ぬぐいを置いた男神の形状が恐らく意図的に陽石(ち〇こ)のように見える事から、もしかするとこちらの方が原型に近いのかもしれません。
とても興味深いグループです。
冠タイプ
烏帽子タイプのバリエーションかと思っていましたが、数が多くなりそうなので分けてみました。
- 男神の被り物が三角ではなく冠である
- 頭が小さい(デフォルメが弱い)
それ以外は烏帽子グループと共通しています。
また下でまとめる「淀江タイプ」との中間ではないかという印象も受けます。
淀江タイプ
今のところ淀江町で多くみられるので淀江タイプとしました。
調査範囲が広がったら名前を変えるかもしれません。
- 正面を向いた立像である
- 頭が小さくリアルな絵柄が多い
- 女神同様、男神も長髪で首の線が見えないので、シルエットだけになるとコーラの瓶に見える
以上のような特徴があります。
墓下タイプ
冠タイプの図案は正面を向いた立像でしたが、ちょうどそれを斜め向かいあわせにするとこの墓下タイプになります。
- 斜め向かいあわせの立像である
- 男神は笏を所持しており冠を頂いている
- 打って変わって女神の方はミステリアスな風貌
以上のような特徴があります。
意識して探してみると意外な程たくさんあったこのグループの中で、最も鮮明であったのが淀江町西原九区墓下の路地にある依り代でしたので、便宜的に墓下タイプとしました。
そうでなくとも女神の風貌がやや不吉な印象を受ける依り代もあり、黄泉の国の伊邪那美命ではないかと思ったりした時期もありましたのでわりと言い得て妙だったかもしれません。
オカメ、すなわち天鈿女命っぽい依り代もあります。
-
伯耆町(旧会見町)
三崎
日御崎神社 -
伯耆町(旧岸本町)
岸本
岸本神社 -
大山町(旧名和町)
上坪
にごり池ほとり -
大山町
今在家
公民館 -
淀江町
西原九区
墓下 -
淀江町
淀江一区
第一区公民館 -
淀江町
稲吉
上津守神社横 -
淀江町
淀江六区
稲荷神社 -
淀江町
高井谷
天の真名井 -
淀江町
中西尾
中西尾公民館 -
淀江町
稲吉
道端 -
米子市
泉
下泉神社 -
淀江町
西尾原
西尾原荒神社 -
淀江町
淀江二区
公民館 -
淀江町
淀江八区
やっかい坂 馬頭観音祠の横 -
淀江町
西原十一区
浜公民館 -
淀江町
富繁
富繁公民館 -
淀江町
北尾
北尾阿弥陀堂 -
大山町
所子
道端 -
大山町
上野
空き地 -
大山町
末吉
多目的広場 -
大山町
安原
北野神社 -
大山町
国信
國信神社裏 -
大山町
上萬
壹宮神社 -
大山町
上萬
壹宮神社 -
大山町
上萬
壹宮神社 -
大山町
平木
道端 -
大山町
野田
三叉路 -
大山町
神原
公民館前庭 -
大山町
上中高
多目的集会所横 -
大山町
稲光
萬福寺(万福寺) -
米子市
泉
上泉神社
横向きタイプ
座像。
向かって右の男神が正面、左の女神が右または右斜め前を向いています。
男女神共に所持品が不明であることが多いが、まれに女神が何かを捧げ持っている図案が見つかる。
淀江以西には見られない。
猫背タイプ
兎にも角にも猫背です。
その他の特徴として、
- 男神の鉢巻
- 女神はおかっぱであることが多い
- 男女神共に袂(たもと)が長い
などといった特徴を持っています。
1件だけ剃髪であるように見える依り代があり、双体仏とするかどうか迷ったのですが、念のため双体石造物とボカシておきます。
どちらが原型に近いのかは何とも言えません。
北斎タイプ
ズバリ葛飾北斎の北斎漫画/五編
に登場する猿田彦太神と天𦥑女命をそのまま再現した図案です。
- 鼻高の猿田彦が両手で大幣を振り上げている
- お多福顔の天鈿女命が振り返っている
- 天鈿女命は右手に神楽鈴、左肩に大幣を担いでいる
などの特徴があります。
おだんごタイプ
杖タイプ
猿田彦タイプ
大幣タイプ
おっ〇いタイプ
仲良しタイプ
サイノカミ行事の衰退と近年の復活
12月14日の夜から翌15日にかけて、だんごやわら細工をサイノカミさんにお供えしに行く行事は、現在ほとんどの場所で行われていません。
調査の中でお会いした方々のお話しや、様々な資料を総合すると、概ね 昭和の中頃を境 にして急速に廃れていったことがわかります。
衰退の一般的な要因
一般的な要因として、
少子高齢化・過疎化による担い手不足
全国的な少子高齢化や過疎化により、行事を維持するための人手(特に若者や子どもの数)が不足。
塞の神の火祭り(どんど焼きなど)は、本来は集落の男子や子どもたちが中心となって準備や運営を行うものだったが、その主役となる層が減少したことで継続が困難になっている。
都市化と場所の確保の困難
- 場所の消失:伝統的に村境や辻に祀られていた塞の神の石碑が、道路整備や宅地開発によって撤去・移設された。
- 火祭りの制限:大規模な火を焚く行事は、住宅密集地では火災の危険性や煙への苦情により、実施が厳しく制限されている。
信仰観の変容
かつては「疫病や悪霊が村に侵入するのを防ぐ」という切実な守護神として信仰されていたが、医学の発展や科学的な考え方の普及により、災いを「外部からくる悪霊」のせいにする観念が薄れた。
価値観の多様化とコミュニティの変質
地元の商店街の衰退や、住民同士の結びつきが弱まったことで、地域一丸となって伝統を守る意識が希薄化。
共同体としての連帯感を確認する場であった祭礼の役割が、現代のライフスタイルに合わなくなったことも影響。
などがあげられます。
塞神考
で森氏は
- 明治以降の淫祠邪教排除政策
- 農業事情の変化に伴う農地整理、道路改修、農道造成による路傍の神仏排除
- 戦後の農地解放に続く農山村の経済安定
- 民間知識の向上からくる古来の民俗的習慣よりの脱却、医療の普及からくる民間信仰への不信
- 道路交通の発展
- 家族関係の変化、かつては神仏祭祀を司っていた老人の地位低下
などを原因としてあげておられます。
なるほどどれも納得できる理由ばかりですが、令和6年末、米子市福市のご老人から決定的なお話をお聞きすることができました。
直接的な要因~GHQ指示による生活改善普及事業
福市のご老人からお聞きしたお話。
それが、GHQの指示により実施された農村の民主化を目指した運動、すなわち生活改善普及事業
の影響であったというものです。
昭和23年から開始された生活改善普及事業は徐々に全国的な広がりをみせ、福市では昭和30年代後半からサイノカミ祭りだけでなく、子供トンド、猪子さんなどが廃止されてゆきました。
このように書くと、まるで外圧により日本の伝統的な文化が衰退したかのように見えますが、そういった面ばかりではなく、過重労働を強いられていた女性の負担を軽減することができたという重要な成果もあったのです。
当事者であったご老人も好意的に語っておられました。
他の地域でも同時多発的にこれらの行事が廃れていったのは、まさに同じような理由からだったのではないでしょうか。
現在行われているサイノカミ行事の状況
このような衰退の流れがあるなかで、サイノカミ祭りが根強く継続している地域、更には奇跡の復活を遂げた地域もあります。
たとえば上記、衰退の理由をお聞かせ下さった福市のご老人は、ご自身が立役者の一人となり、令和6年末にとうとうサイノカミ祭りを復活なさいました。
さすがに鳥取県西部全域の状況をリアルタイムで網羅することはできませんが、私が実際に確認した行事について以下ご紹介します。
わら馬、わらじ、わらつと、お団子のどれかが供えてあった場合に、サイノカミだと明確に意識して行われた行事だと判断しています。
ここでもやっているよ~!
やってるの見たよ~!
というお知らせも心よりお待ちいたしております。
令和7年
-
南部町(旧会見町)井上
- 場所
- 井上
- お供え
- わら馬 × 2
-
南部町(旧会見町)金田 山平神社
- 場所
- 金田 山平神社
- お供え
- わら馬 × 2
-
南部町(旧会見町)市山 山根神社
- 場所
- 市山 山根神社
- お供え
- わら馬 × たくさん
-
南部町(旧会見町)池野 鶴田神社
- 場所
- 鶴田神社
- お供え
- わら馬 × たくさん
-
伯耆町(旧岸本町)久古下
- 場所
- 久古下
- お供え
- わらづと
-
伯耆町(旧岸本町)口別所 上河原神社
- 場所
- 口別所
- お供え
- だんご
-
大山町豊房 蔵岡
- 場所
- 豊房 蔵岡
- お供え
- わら馬
- わらづと
- 足半
-
米子市陰田町 日御碕神社
- 場所
- 陰田 口陰田
- お供え
- わら馬×2
-
米子市福市四区 薬師堂横
- 場所
- 福市四区
- お供え
- わらづと(※だんご入り)
- だんご
- お酒
- みかん
- 手工芸品
-
大山町種原 観音堂広場
- 場所
- 種原
- お供え
- わら馬
- わらじ(片足)
- 足半(片足)
- 男根
-
大山町唐王 三叉路
- 場所
- 唐王
- お供え
- わら馬
- おだんご
- わらじ(片足)
- 足半(片足)
-
大山町豊房 原
- 場所
- 豊房 原
- お供え
- わら馬
- おだんご
-
大山町野田
- 場所
- 野田
- お供え
- 中わらじ
- 長わらじ
令和6年
-
大山町国信 八幡神社裏
- 場所
- 国信
- お供え
- わら馬
- わらじ(大)
- わらつと
-
大山町上萬 壹宮神社
- 場所
- 上萬(旧暦で実施)
- お供え
- わら馬
- わらじ(中)
-
大山町(旧名和町)富長神社
- 場所
- 富長(旧暦で実施)
- お供え
- わら馬
-
米子市福市四区 薬師堂横
- 場所
- 福市四区
- お供え
- わらづと(※だんご入り)
- お酒
- みかん
- 手工芸品
-
大山町豊房 蔵岡
- 場所
- 豊房 蔵岡
- お供え
- わら馬
- わらづと
- わらじ(中)
- 足半
-
大山町野田
- 場所
- 野田
- お供え
- 大足半
- 長わらじ