大山町(旧名和町)西坪神社の双体道祖神と不明の石造物
鳥取県西伯郡のサイノカミさん
西伯郡大山町(旧名和町)西坪のサイノカミさんは双体道祖神が4基と不明の石造物が1基。
西坪神社の境内にあります。
塞神考によると部落内に五基まとめられている。(中略)五基いずれにもしめ縄が張られ、その前の横竿にもしめ縄が張られていた。
のだそうで、昭和末頃以降のどこかで神社へ移動してきたようです。
- 地域
- 西伯郡大山町(旧名和町)
- 目印
- 西坪神社
- 対象
- 双体道祖神 × 4基
- 不明の石造物 × 1基
- 参考
- 塞神考 No.263
- 続名和町誌
- 鳥取縣神社廰 住吉神社
丸彫りの双体道祖神(左端手前)について
小型。
丸彫りの双体神立像です。
浸食が進んでおり詳細不明。
類型:烏帽子(丸彫り)タイプ
ユルい双体道祖神(左から2番目奥)について
中型。
双体神座像が直接線刻されています。
下に西坪
左側面に青年会
の文字があります。
ユルいタッチの絵がツボったからかどうか、町史に写真が載っている依り代です。
方形切り石の双体道祖神(左から3番目手前)について
小型。
方形の加工石。
半丸彫りの双体神立像です。
左右ともにセミロングのおでこで男女の見分けがつきません。
向かって右の像が笏を持っていますのでおそらく男神なのでしょう。
女神の所持品はわかりません。
大型の双体道祖神(左から4番目奥)について
大型。
全て線刻で、四角形の中にしめ縄、はす向かいの双体神立像が描いてあります。
向かって右の男神は冠に二本差し。
左の女神は所持品不明。
文字は無さそうです。
二本差しというのがとても珍しく、図案が江戸の風俗を反映しているのだとすると、冠だと思い込もうとしていたかぶり物も、なにか別の物である可能性が浮上してきました。
ちょんまげとか。
正体不明の石造物(右端手前)について
塞神考では男根状切石とされています。
道祖神をやっているとペニスに対する意識が強くなるのは、共感するところではありますが、私はユルめの狛犬ではないかと思います。