伯耆町(旧岸本町)上細見 赤岩神社の双体道祖神
鳥取県西伯郡のサイノカミさん
伯耆町(旧岸本町)上細見のサイノカミさんは赤岩神社境内にあります。
対象の依り代は双体道祖神が3基。
恵比寿、大黒の姿で描かれているものや、図案にねずみが含まれているものなど、縁起を担いでいると思われる珍しい依り代があります。
また階段がキツいですが、神社の裏にそそり立つ磐座大赤岩が圧巻!
- 地域
- 西伯郡伯耆町(旧岸本町)
- 目印
- 赤岩神社
- 対象
- 双体道祖神 × 3基
- 造立
- 慶応元乙丑十二月十五日(右端の依り代)
- 参考
- 塞神考 No.445
- 鳥取縣神社廰 赤岩神社
恵比寿と大黒の双体道祖神(左端)
大型。
駒形の加工石に駒形の彫り込み。
中に恵比寿と大黒の立像が双体神として浮き彫りされています。
向かって右の恵比寿が笏を、左の大黒が宝珠を所持しています。
烏帽子を頭にのせている双体道祖神(左から2番目)
小型。
駒形の加工石に駒形の彫り込み。
中に双体神立像が浮き彫りされています。
向かって右の男神は笏を、左の女神は…何かを持っているような気がするのですが不明。
娘氏によるとハサミではないかとのこと。
ほう…
鳥取県東部の方では縁切りのご利益が期待される事例もありますので、あながちあり得ないとも言い切れません。
またこのタイプは男神の烏帽子と女神のおかっぱが単純化、パターン化していくのが面白くて、こちらの依り代はかなり単純化が進んでいるように見えます。
類型:烏帽子タイプ
ねずみの描かれた双体道祖神(右端)
中型。
社殿の形をした加工石に双体神立像が浮き彫りされています。
落雁のようなめりはりの効いた造形です。
向かって右の男神は冠をかぶっており笏を、左の女神は扇を所持。
右に慶応元乙丑十二月十五日
左に願主村中
とあります。
あとで書き足した感じの乙(きのと)
また、社殿の梁の上にねずみが2匹チョロチョロしているのがチャームポイントです。
ねずみが描かれた図案は金運や商売繁盛など、何かしらの縁起をかついでいると考えられることが多いようです。
類型:冠タイプ