2001夜物語
作:星野之宣

  • BucketManの「勝手にブックレビュー」
2001夜物語

21世紀初頭。
海王星軌道のはるか外側で発見された新惑星ルシファーは、太陽に拮抗しうる質量を備えた反物質星であった。
それは強大なエネルギー源となり、人類に対して人工ブラックホールを利用した超空間航法の扉を開いた…
というお話。

無尽蔵のエネルギーを手に入れた人類が一丸となって外宇宙へと漕ぎ出してゆく夜明けの時代から、種として疲れ果てその版図を縮小してゆく黄昏の時代までを描いた宇宙年代記です。
コスられ続けてきたネタではありますが、巨匠星野之宣の手にかかると格別の味わいです。
人類がイケイケであった筈の最初からして既に寂しさすら予感させる筆致はもはや名人芸。 古典SFの好きな人なら確実に刺さりますので、未読でしたらぜひ!