一の沢砂防堰堤
- 大山砂防
- 鳥取県西部のかっこいい土木構造物
- みどころ
- スリット×4本
- 鋼製スリットビーム×4列
- 完成
- 平成19年3月
- 天端標高
- 467.5m
- 堤高
- 14.5m
- 堤長
- 72.0m
- 立積
- 7,628㎥
- 計画貯砂量
- 85,500㎥
- 施工
- (株)井木組
- 流域
- 大江川
- 到達難易度
- ★★★☆☆
- 位置
- 鳥取県西伯郡伯耆町大内
- 参考
- 日野川河川事務所のあゆみ
- 堤銘板
- 立て看板
一の沢砂防堰堤工事
- 請負金額
- 173,040千円
- 着工
- 平成14年03月05日
- 完成
- 平成15年03月31日
- 内容
- 土工1式、本ダム、コンクリート2,474㎥、補強コンクリート65㎥、間詰工、コンクリート152㎥、工事用道路120m
第2工事
- 請負金額
- 150,150千円
- 着工
- 平成15年03月19日
- 完成
- 平成16年02月20日
- 内容
- 土工1式、ダム工、コンクリート1647㎥、間詰工、コンクリート75㎥、法面保護工1式、工事用道路1式
一の沢砂防堰堤は鳥取県西伯郡伯耆町福兼にある砂防堰堤です。
国土交通省が管轄する大山山系直轄火山砂防事業のひとつとして平成19年3月、(株)井木組の施工により完成しました。
4連のスリットと鋼製スリットビームを備えたスマートな外見が見どころです。
まず下流側左岸にある立て看板を見てみましょう。
長いのでたたんでおきますが、ざっくりまとめると環境、特に植生に対して如何に配慮しているか、またその復元を早めるためにどういった工法を採用しているか等が書いてあります。
大山一の沢砂防緑化工法
環境に配慮した工法で施工しました
植樹(10種類)
作○内の伐採される○樹を支障のない場所へ○○しました(ナナカマド、ケヤキ、ヤマザクラ、イタヤカエデ、ナツツバキ、トチノキ、コブシ、エゴノキ、リョウブ、コナラ)
ポット苗(50cm)植樹(1,628本)
周辺樹木の調査を行い同じ種類のポット苗を植樹し○○○とチップを客土材として使用しています。
○○:ケヤキ、ヤマモミジ、クヌギ、コナラ、トチノキ、ナツツバキ、ナナカマド、ブナ、ヤマザクラ
切土法面緑化
盛土法面緑化工法を基本とし、粘着性植物繊維を混入したもので基盤材に現場周辺で採取した在来種とチップ、炭粉を含んでいます。
種類:アラカシ、ネズミモチ、ムラサキシキブ他25種類。
盛土法面緑化
岩盤法面や砂地、瘦地などの緑化困難地に対し高次団粒吹付けにより耐浸食性に優れた基盤を鋼製するもので趣旨は現場周辺で採取した在来種を使いチップ等も含まれています。
周辺に自生している樹種ヤナギ類の挿し木を植樹(長さ20cm、1mに3本)しています。
擁壁法面緑化(セダム工法)
周辺に植生しているセダムと同じ種類のセダムを使用し植生の困難地(ブロック積壁面)に短期間で緑化しました。
如何でしたでしょうか。
それでは一言いわせていただきたい、スー…
📢効き過ぎだっつーの!!
放っておいても強制的に緑化イベントが発生する砂防堰堤にわざわざ緑化工事を重ね掛けなぞするものだから、完成後10年足らずでもはや立ち入りが出来ないほどの飲み込まれっぷり。
下流方面からではもはや到達不能です。
- 流麗な天端のフィレット
- 化粧型枠
- スマートな4連スリット
そして何より
- JFE建材の鋼製スリットビーム!
大山砂防プロジェクトのなかでもトップクラスの美しさをもつ一の沢砂防堰堤が人界から孤絶してしまうのは、もはや文化的な損失と言っても過言ではな(ゴンッ)
ポイッ⌒🔨
えーとですね。
善良な一般市民がふつうに生活していて砂防堰堤に近づく必要なんて1㍉もありません。
速やかに植生が回復して、土砂の流出も緩やかになる。
いいことじゃないですか。